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外構工事における土間コンクリートについて徹底解説!メリット・デメリットは?2024.11.05

外構工事で人気の土間コンクリートは、駐車スペースや玄関アプローチなどに利用される平坦なコンクリート床です。
耐久性が高く、雑草が生えにくいなど、手入れのしやすさが魅力のでもあります。

しかし、設置費用や施工方法に関して知らないことも多く、後悔しないためにはその特徴をしっかり理解することが大切です。
この記事では、土間コンクリートの基本情報からメリット・デメリット、さらに施工費用や注意点まで、徹底解説していきます。

外構工事と土間コンクリートとは?

外構工事における土間コンクリートは、耐久性とデザイン性を兼ね備えた人気の施工法です。
まず、外構工事の基礎知識から土間コンクリートの概要までを見ていきましょう。

外構工事とは

外構工事とは、家の周りのエリア(敷地)に関わる工事のことを指します。
駐車スペースやフェンス、庭や通路の整備、アプローチの舗装など、さまざまな施工が含まれます。

家そのものの建設とは異なり、家の周囲を整備することで外観の美しさを整え、快適さや安全性を高める目的があります。
外構工事は家のデザインや機能性、耐久性を高めるために重要であり、特に土間コンクリートの施工は駐車場やアプローチに広く利用されており、シンプルかつ機能的な仕上がりを実現します。

土間コンクリートとは

土間コンクリートとは、地面に直接コンクリートを流し込み、平坦に仕上げたものです。
駐車場やアプローチなどで一般的に使われる平らなコンクリートの床を指し、耐久性と清潔感が特徴です。

土間コンクリートは、地面を掘り下げて砕石を敷き、その上にコンクリートを流し固めることで完成します。
この工程により、駐車した車の重量や通行の衝撃に耐え、雑草も生えにくくなるため、手入れが簡単です。
また、見た目がシンプルでモダンな雰囲気を与え、住宅の外観にも調和しやすい点も人気の理由です。

土間コンクリートはおしゃれ?

土間コンクリートは、シンプルで洗練されたデザインに仕上がるため、おしゃれな外観を作り出すことが可能です。
コンクリートの表面は「コテ仕上げ」や「刷毛引き仕上げ」などの方法で質感を変えられ、目地を入れることで独自のデザイン性も演出できます。

こうした工夫により、モダンでスタイリッシュな住宅にもよく合い、他の外構素材との組み合わせで、個性を引き出すことができます。
また、コンクリートは色褪せにくいため、長期間にわたりおしゃれな外観を維持できます。

外構工事における土間コンクリートの費用はどれくらい?

土間コンクリートの施工費用は、1㎡あたり約10,000円が目安です。
たとえば、3m×5mの駐車スペース1台分であれば、10〜15万円が相場となります。
施工の場所や形状、厚みによっても価格は異なり、たとえば複雑な形状や厚さが必要な場合は、コストが上がることもあります。

また、コンクリートの仕上げ方やデザインオプション(刷毛引き仕上げや色入れなど)によっても費用が変動するため、希望の仕上がりと予算を明確にして見積もりを依頼することが大切です。

外構工事はコンクリートのみにできる?

外構工事でコンクリートだけを使って全てのエリアを仕上げることも可能ですが、使い方には注意が必要です。
たとえば、駐車場やアプローチ、犬走りにはコンクリートが適していますが、全面をコンクリートで覆うと水はけが悪くなったり、熱がこもりやすくなることがあります。

これを防ぐため、砂利や天然石などの素材を取り入れて水はけのよい箇所を作ったり、緑地を一部に残して温度調整を図るといった工夫が推奨されます。
コンクリートだけで統一する場合は、勾配をつけて水はけを考慮した設計にすることがポイントです。

外構工事におけるコンクリートとアスファルトの違い

外構工事で多く利用される舗装材には「コンクリート」と「アスファルト」がありますが、これらには大きな違いがあります。
両方とも駐車場や通路に利用されることが多いものの、それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解して選ぶことが大切です。

コンクリートは、硬化すると非常に固くなり、重い車両の通行にも耐えられる高い耐久性が特徴です。
一般的に、コンクリート舗装の法定耐用年数は15年程度とされ、適切なメンテナンスを行えばそれ以上の期間にわたって使用可能です。
一方、アスファルトは柔軟性があるため、ある程度の衝撃には強いものの、経年劣化が早く、耐用年数は約10年とされています。

特に気温の影響を受けやすく、夏場の高温で柔らかくなり、冬場の低温でひび割れが発生することがあります。

また、アスファルトの施工費用はコンクリートよりも安価です。
アスファルト舗装は1㎡あたり約5,000円程度で施工できますが、コンクリート舗装では1㎡あたり10,000円ほどかかることが多いです。
初期費用を抑えたい場合にはアスファルトが向いていますが、長期的に考えると、メンテナンス費用がかかりやすい点を考慮する必要があります。

外構工事で土間コンクリートにするメリット・デメリット

土間コンクリートには多くの利点がある一方で、注意点も存在します。
この章では、土間コンクリートのメリットとデメリットについて整理していきます。

メリット

土間コンクリートの最大のメリットは耐久性です。
コンクリートは、重い車の駐車や頻繁な通行に耐える強度があるため、駐車場やアプローチに最適です。

また、地面全体を覆うため、雑草が生えるのを防ぎ、手入れが少なくて済むのも魅力です。
加えて、コンクリートの表面はシンプルで清潔感があり、見た目も美しいため、外観をモダンにしたい方におすすめです。
さらに、適切な施工で温度調整効果が得られるため、アスファルトよりも熱の吸収が少なく、夏場も比較的快適に保てます。

デメリット

一方で、土間コンクリートにはデメリットもあります。
まず、施工費用が比較的高めで、アスファルトに比べると1㎡あたりのコストが約2倍になります。

また、コンクリートは吸水性が高く、カビやシミが発生しやすいため、適切なメンテナンスが必要です。
さらに、ひび割れが発生しやすい点もデメリットの一つです。

特に寒冷地では、凍結と融解の繰り返しによってひび割れが起こりやすく、補修が必要になることもあります。

土間コンクリートの施工期間と工程は?

土間コンクリートの施工期間は、工事の規模や天候、下地の状況により異なりますが、一般的には1週間程度を見込んでおくと良いでしょう。
ここでは、土間コンクリートの施工工程を順を追って説明します。

掘削作業

まず、コンクリートを流し込む部分の地面を掘り、整地します。
掘削深さは施工内容や設置場所によって異なります。
この掘削作業には1日ほどかかることが多いです。

砕石の敷設と転圧

掘削後には、地盤を安定させるための「砕石」が敷かれます。
この砕石層をしっかりと転圧(押し固める)ことで、土間コンクリートの強度が増し、将来的な沈下を防ぎます。
この作業には半日から1日が必要です。

型枠の設置

コンクリートが流れ出ないように、型枠を組みます。
型枠には木材や合板が用いられ、施工するコンクリートの範囲を整えます。
この工程にはおおむね1日かかります。

鉄筋の設置(ワイヤーメッシュ)

鉄筋(ワイヤーメッシュ)を敷くことで、コンクリートにかかる負荷に対する耐久性を向上させます。
ワイヤーメッシュは、コンクリートの厚みが均等になるようにブロックなどで高さを調整して配置されます。

コンクリートの打設(流し込み)

ミキサー車で運ばれたコンクリートを型枠内に流し込み、均一に平坦になるように整えます。
この際に「コテ仕上げ」や「刷毛引き仕上げ」などで表面の仕上げを行います。
コンクリートが乾くまでには数日間かかりますが、この間も工事は完了していません。

養生(乾燥期間)

コンクリートが完全に固まるまでには1週間程度が必要です。
この期間は、雨水が流れ込まないようにシートで覆ったり、歩行や重量のかかる作業を避けるなどの管理が行われます。

以上の工程を経て、土間コンクリートの施工は完了します。
工期は通常5〜7日ですが、天候に左右されるため、雨が多い季節にはさらに日数がかかることもあります。

土間コンクリートを安くする方法と、気を付けるべき注意点

土間コンクリートの施工は、しっかりとした準備と高品質な材料を使うことで、長く使える耐久性の高い仕上がりが期待できます。
しかし、コストを抑えるための工夫も取り入れたいところです。
ここでは、施工費用を安くするためのポイントと、費用を抑える際の注意点について詳しく説明します。

土間コンクリートの施工を安くする方法

土間コンクリートの施工を安くする方法を紹介します。

施工面積を最小限に抑える

コンクリートは1㎡あたり約10,000円かかるため、施工面積が大きくなるほど費用がかさみます。
たとえば、駐車スペースやアプローチ部分に土間コンクリートを使い、それ以外の場所は砂利やタイルなど、コストが比較的低い素材にするといった工夫が有効です。

仕上げ方法をシンプルにする

土間コンクリートの仕上げ方法には、滑り止め効果のある「刷毛引き仕上げ」や平らに仕上げる「コテ仕上げ」、さらにデザイン性のある模様入りやカラーコンクリートなどがあります。
刷毛引き仕上げは追加の工夫が少なく、基本的な仕上げ方法のため、比較的コストを抑えることができます。
一方、模様やカラーを追加すると追加料金が発生するため、予算を抑えたい場合はシンプルな仕上げ方法を選びましょう。

鉄筋(ワイヤーメッシュ)の設置を工夫する

鉄筋を入れることでコンクリートの耐久性が向上しますが、強度があまり必要でない場所(人が歩くだけのアプローチや庭の一部など)では、ワイヤーメッシュを入れない選択も可能です。

ただし、駐車場のように重量がかかる場所には鉄筋補強が必要なため、施工範囲や用途に合わせて鉄筋の使用箇所を考えるとよいでしょう。

複数の業者から見積もりを取る

土間コンクリートの施工費用は、業者によって異なる場合があります。
同じ仕様でも費用に差が出ることが多いため、複数の業者から見積もりを取って比較することをおすすめします。
工事内容が詳細に記載された見積もりであれば、費用の内訳が分かりやすく、追加費用の有無も確認しやすくなります。
自分の予算に合った業者を選ぶことができ、また、工事内容も納得した上で契約できます。

土間コンクリートを安くする際の注意点

人気の土間コンクリートですが、注意も必要です。

安易な価格優先で業者を選ばない

価格だけで業者を選ぶと、品質が十分でない材料を使用したり、施工の丁寧さが欠けたりするリスクがあります。
施工不良によって早期にひび割れや劣化が発生する可能性が高くなり、後から修理費用がかかることにもつながるため、施工品質をしっかり確認した上で業者を選ぶことが大切です。

最低限の補強や施工を怠らない

コンクリートは耐久性があるため、重量物に耐えられる強度が求められます。
強度不足の施工は、施工後まもなくひび割れが生じる原因になるため、たとえば駐車スペースでは必ずワイヤーメッシュの使用を確認しましょう。
また、基礎の砕石や転圧を省略すると、施工後の沈下や変形が発生するリスクが高くなるため、注意が必要です。

工期の短縮をし過ぎない

コストを抑えるために工期を大幅に短縮しようとすると、コンクリートの十分な養生が行われず、施工後の強度に影響が出ることがあります。
コンクリートが完全に固まるまでの乾燥期間が不十分だと、ひび割れが早期に発生し、修復が必要になるケースもあります。
養生期間をしっかりと確保し、品質を保つことが長期的に見てコストを抑えるポイントとなります。

安価な材料に妥協しない

コンクリートの質や砕石の材料を安価なものにすることでコストを削減できますが、耐久性に影響する可能性があります。
長期間使用することを考えると、適切な品質の材料を選ぶことで結果的にメンテナンスコストを減らすことができます。

外構工事はプロに聞こう

外構工事には多くの専門知識が必要です。
計画段階からプロの意見を取り入れることで、失敗や後悔を防ぐことができます。



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